伝泊とはまちをつくることです。まちは「ひと」「建物」「文化」で成り立っていますが、魅力的なまちを作り上げるには、「観光」×「福祉」×「集落」が高い次元で協力し合い、相互に高め合うことが必要です。

私たちは、魅力的なまちを実現するためにまず人々に焦点を当てました。地域の住民や高齢者・障がい者に仕事やイベントの運営、ワークショップの開催などを依頼しました。さらに、子供たちの学童や塾の実施にも取り組みました。また、アーティストの支援やギャラリーの運営も行いました。さらに、地域と観光面では、古民家や歴史的建物を改築した伝泊 ホテル、地域食堂、伝統芸能などを開発しました。そして、奄美大島北部に点在する「伝泊 古民家」は、古民家の個性、集落の伝統、土地の特徴が生み出す他に類を見ない宿泊施設となって、集落の日常を観光化しています。

「観光」×「福祉」×「集落」が一つになり、集落住民と観光客が交流できる場としてまーぐん広場があります。私たちの目標は、「誰一人、何一つ取り残さない社会」の実現です。そのために、さまざまな取り組みを行い、これからも進化していきます。