TOP > 活動実績 > 集落の日常を観光化「伝泊 古民家」

集落の日常を観光化「伝泊 古民家」

空き家を改装するだけではなく、その集落の魅力を滞在体験の中に落とし込み、日常の観光化を進めています。例えば、茅葺の高倉がある宿ではお祭りの時期に地域住民が集い、伝統的な踊りが披露されたり、伝統工芸の機織りが体感できたりする宿や漁港や集落の中心地に近く、島の暮らしを体感できる宿などさまざまなスタイルがあります。奄美群島の伝統行事や島特有の景色を守る伝泊事業は、伝統や伝説を次世代につないでいくことを使命としています。

このプロジェクトは、奄美大島の集落における空き家問題に関する相談を受けた奄美出身の建築家、山下保博が始めたものです。彼は奄美大島の魅力を理解している立場であり、伝統的・伝説的な建物を残し、島の歴史を多くの人に知ってもらい、次の世代につないでいくことが、 島を守ることであるとの想いから、宿泊施設としての再利用を提案しました。こうして生まれたのが「伝泊」です。 「伝泊 古民家」の条件は、島の伝統的構法を7割以上残す50年以上前の建物であることや、 島にとって伝説的なエピソードがあること、島の魅力を体感できるロケーションにあること、そして集落の人たちが協力的であることなどです。

物語

奄美大島北部の小さな集落で生まれた山下は、大学への進学と同時に上京し、そこから世界で活躍する建築家になりました。しかし彼の中にはどんな時も決して薄れることのない、奄美への熱い想いが脈々と流れていました。
2012年、そんな奄美の集落文化が徐々になくなっていく現実を目の当たりにしました。奄美群島で育まれてきた歴史や文化、人が生まれてきた場所は常に「家」であったはずなのに、今ではその一部が空き家となり問題視されていたのです。
そこで山下は、「伝統・伝説的な建築と集落文化を次の時代に伝えていく」ことで島を守りたいという想いから、古民家を宿泊施設として再利用することを決めました。こうして2016年に生まれたのが「伝泊」なのです。
「建築家・山下保博として故郷の奄美にできることは何か。」その問いに関する答えは決して簡単なものではありません。しかし地域の声に寄り添い、一つ一つ問題に目を向けることで、少しずつ、でも着実に奄美の未来をデザインしています。

Link to: 組織概要Link to: 事業紹介(活動実績)Link to: 地域活性化に向けてFollow a manual added link
Link to: 私たちの存在意義Link to: 建築家・山下保博Link to: 仲間たちLink to: お問い合わせ

Link to: 組織概要Link to: 事業紹介(活動実績)
Link to: 地域活性化に向けてLink to: 私たちの存在意義
Link to: 建築家・山下保博Link to: 仲間たち
Follow a manual added link
Link to: お問い合わせ
Follow a manual added link
山下保博とまちづくりグループ
EN / JP